研究概要
A01-1「温暖化時代の南極氷床―海洋相互作用の解明(海洋班)」、A01-2「南極・全球大気―海洋物質循環における相互作用の解明(大気物循班)」およびA01-3「南極氷床質量変動の定量化と支配メカニズムの解明(氷床質量班)」の3つの計画研究からなる。
人為起源温暖化が顕在化した過去数十年から現在・近未来までの比較的短期の時間スケールに焦点をあて、氷床の涵養・流動・融解等の変動と、それを駆動するローカルから広域の海洋・大気・物質循環変動との相互作用を軸に、東南極氷床から南大洋にかけての各種観測と数値モデリングから、急激な氷床質量変動のメカニズムを解明する。全球気候変動へのフィードバックとして重要な海洋循環と炭素・物質循環の変動に関して、観測と生態系モデリングの連携を行う。