A01-3: 南極氷床質量変動の定量化と支配メカニズムの解明

研究代表者

研究概要

近年の温暖化に伴って南極氷床はどのように変化していくのか? 南極氷床の質量損失は全球海面上昇を引き起こすため、その変動プロセスを正確に理解して信頼性の高い定量的な将来予測に結び付けることは人類にとって喫緊の課題である。本研究は、先端的な現地観測・衛星リモートセンシング・数値モデリング技術を有機的に組み合わせて、世界的な注目が注がれる東南極氷床の質量変動を、1980年から現在の期間について氷流出量と表面質量収支に分離して定量化する。更に、最新の地球システムモデルを用いて、現在から2100年にかけての近未来予測を実施する。以上を総合して、過去~現在~未来の東南極氷床質量変動を、全球気候システムの変動と対応させて統一的に俯瞰する。

キーワード

氷床質量変動表面質量収支氷床流動

メンバー